ヒミツの恋の方程式
遠くなる校舎を振り返り、
「あの…
あの…」
泡を吹く勢いで焦るあたしに、
「あーあ。
でも、これで。
なーんにも、ヒミツがなくなっちゃったなぁ」
聡は流し目をおくり、首の後ろをぽりぽりっとかいた。
「ヒミツの恋ってさ。
なにげに、萌えポイントだったのに」
「…はぁ?」
「あの…
あの…」
泡を吹く勢いで焦るあたしに、
「あーあ。
でも、これで。
なーんにも、ヒミツがなくなっちゃったなぁ」
聡は流し目をおくり、首の後ろをぽりぽりっとかいた。
「ヒミツの恋ってさ。
なにげに、萌えポイントだったのに」
「…はぁ?」