数学?ううん、先生。



「はい」

私が机に突っ伏していると
何かを頭の上に乗せられた。


「ん〜?なんですか。」

起き上がって見てみると
何やら文字が。

「けーえーぜっとゆー…
あっとまーく………!?
先生、これって!」

「うん、俺のメアド。」


「なんで!?
私満点取れなかったのに…」

「んーまぁ補習頑張って来たしな。ご褒美。」


先生があまりにかっこいい笑顔でそう言ったから、ボンッと顔が真っ赤になるのを感じた。

普段はいじわるなくせに
こうゆう優しさがある先生。

ああー…

「……やっぱり先生すきだなぁ…」



え。

今、私なんか言った?


「え?今、「いや!!」

「な、何でもないですよ!
てゆうか、なんにも言ってないですよ!」


ちょ待って!?
心の声がっ…

あああ私のあほ…





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