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と。

「貴様ら何だ!その身の入っていない訓練は!」

怒号に振り向く。

そこには。

「く…」

大声を張り上げたものの、傷に障って腹を押さえる時雨の姿があった。

「き、教官!」

「大丈夫なんですかっ?」

「駄目ですよ、まだ寝てないと!」

彼女を気遣って新兵達が駆け寄ってくるものの。

「鬱陶しい!寄るな!」

鞘に納めたままの軍刀をビュン!と振り回す時雨。

今度は胸の傷が痛んだらしく、顔を顰める。

「お願いだから寝ててください、時雨教官っ」

奈々が懇願するが。

「ええいっ、黙れ!」

時雨はその要求をピシャリとはねのけた。

「貴様ら私の監視がないと訓練もまともに出来ないのか!いつまで経っても成長しないヒヨッコどもめ!もうすぐ訓練開始から四ヶ月になろうというのに!」

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