君の声を聴かせて
「はい。」



菫から1枚のメモを渡された。



書いてあったのは、


「“鳴海 キョウ”…?」


「それがあの村人の声優だって。ついでにホームページのアドレスも教えてもらったから。それね。」





私は菫からもらったメモを握りしめ、急いで2階の自分の部屋に行った。
階段は2段飛ばしは当たり前で。




ウィーン。

パソコンの画面が光出す。

立ち上がるまでの時間がもどかしすぎる。



どうしよう。


緊張で、手が震えてる。


何度も違ったキーをたたきながら、私はようやく“鳴海 キョウ”にたどり着いた。
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