君の声を聴かせて
約2ページ半も1人で読ませてたなんて。


これじゃ、嫌がらせじゃんか。



私のバカっ!アホっ!!大マヌケっっ!!!



「蓮沼くん、あのね。その…。」



言いかけたそのトキ。



キーンコーンカーンコーン。


チャイムが鳴った。



天の助けっっ!



「じゃあ、今日はここまでね。読んでもらったとこで、新しい熟語があったら、漢字と意味調べておいてね。」



それだけ言い残し、私は教室をあとにした。


なんてヒドい授業。

うぅっ。
これでも教師かっ?
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