君の声を聴かせて
「良かったぁ〜、居てくれて。待たせてゴメンね。」



ハァハァハァ…。


息切れ切れの私。

それを見て、更にひいている感じの蓮沼くん。



「いえ…。」


「コレ、好きなの食べて。っていうか、全部持って行っていいから。」


ドサドサドサッ。

蓮沼くん前に、いろんな種類のお菓子やパン、ジュース、おにぎりを出した。

明らかに1人では食べきれない量。


蓮沼くんを残し向かったのは、桜宮高生御用達でもある学校のすぐ近くにあるコンビニ。



いまどきの男子高生が何が欲しいかなんて見当がつかない私は、とりあえず『食』にはしってみた。



「どうしたんですか?コレ…。」


「今日のお詫び。本当にゴメンなさい。嫌がらせであんなコトさせたんじゃないのっ!」
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