君の声を聴かせて
それでも私は、彼の声が聴きたい…―――。



「“神様は、僕に試練を与えたんだ。


君を………『愛する』ということを。

君に恋をして、やっとこの言葉の意味を知ったんだ。



『愛してる。』―――桃子。”」



「はいっ!!」



……………。




「「えっ!?」」



パンッ!!

まるで、突然目の前で大きな風船を割られたような感覚。
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