君の声を聴かせて
「おっ。体育やってんの、2ーCか。あんなに走り回って、若いっていいねぇ。」



頭の上から、声が降ってきた。

見上げると、そこには…。




「やっ、やだ潤くん!?なんでココにいるの?」


「なんでって…。」



呆れ顔で、私の手にあるマグカップを取っていき、一口口にする。


「いつまでたっても、コーヒーが来なくてね。我慢出来なくなりました。」


「ははっ…。」
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