君の声を聴かせて
「2ーCって、いい意味で派手なヤツ多いよな。全国模試で常にトップ10入りしてる葛城に、アホみたいに爽やかでスポーツも勉強もこなす大森。あれは男の敵だな、うん。」
潤くんってば、自分で言って、自分で頷いて。
そして私の方をみて、満面のいやらしい笑顔。
この顔。
絶対なにか企んでる顔だ。
「それでも、桃ちゃんは蓮沼がいいんだねぇ。」
「ちょっと、そんなコト言って!違うから。それに、他の先生に聞こえたらどーすんのよっ!!」
「失恋には新しい恋だよ。んじゃ、お互い授業に行きますかね。」
気がつけば、授業終了のチャイムが流れていた。
ついさっきまで賑わっていたグラウンドも、今はもう誰もいない。
本っ当に潤くんってば、言いたいコトだけ言って。
おまけに言い逃げ?
こんなコト言われたら、私放課後どうすればいいのよっ。
潤くんってば、自分で言って、自分で頷いて。
そして私の方をみて、満面のいやらしい笑顔。
この顔。
絶対なにか企んでる顔だ。
「それでも、桃ちゃんは蓮沼がいいんだねぇ。」
「ちょっと、そんなコト言って!違うから。それに、他の先生に聞こえたらどーすんのよっ!!」
「失恋には新しい恋だよ。んじゃ、お互い授業に行きますかね。」
気がつけば、授業終了のチャイムが流れていた。
ついさっきまで賑わっていたグラウンドも、今はもう誰もいない。
本っ当に潤くんってば、言いたいコトだけ言って。
おまけに言い逃げ?
こんなコト言われたら、私放課後どうすればいいのよっ。