君の声を聴かせて
「あぁ、そっか。だからこうなるんだ。そうすると、答えはB?」


「そう、当たり。同じように考えると、問2は?」


「えっと…、A。」


「すごいじゃん、蓮沼くん。私が教えなくても、ちゃんと出来てるよ。」


「違いますよ。先生の教え方がいいからだよ。分かりやすい。」


「それ、本当…?」


「本当です。疑り深いなぁ。もっと自信持ってくださいよ。先生の授業、俺好きですよ。」



ぼぼっ!!


私の体温が一気に急上昇。

頭のてっぺんから、足のつま先まで熱くなってる。


私ってば、過剰反応し過ぎ。

なに妄想してんのよ。

カンペキ、勘違い女!!
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