ボーダーライン
5分くらい歩いて大通りに出た。


大通りと言っても田舎だけあって車通りは少ない。


ネオンというネオンもなく街灯に照らされた街路樹がやけに目立って見えた。



結局たいしたお店もなく私達は居酒屋に辿り着いた。



「俺腹減ってるから、とりあえず適当に頼むぞ?」



「いいよ。私も腹減った!」



ハハッ、と笑いながらメニューを広げ料理を注文していく亮くん。
< 101 / 130 >

この作品をシェア

pagetop