ボーダーライン
「葉月さん、こんばんは!」


ふと後ろから声をかけられ振り返る。


私に声をかけたのはこの『レンジ』でバイトしている『遊ちゃん』だった。


遊ちゃんはレンジでバイトしながらバーテンダーを目指して修行中の男の子。


男の子と言っても歳は23歳だ。


何かと忙しいたけ君の代わりによく私の話し相手になってくれる。



「おっ、遊ちゃんお疲れ〜!」



「相変わらず1人っすね(笑)?」



「そーっすよ…何か文句でも??」


「ないっす!」
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