ボーダーライン
振り返るとそこには長身で細身の男が立っていた。


(誰だ…コイツ…??)


私の名字を呼んだって事は…私の事を知ってる人…


短髪でも長髪でもない茶色い髪に軽いパーマが当てられ
切れ長の一重の目をした整った顔。



急速に頭をフル回転させこの顔に見覚えがないか記憶を探る。



何か懐かしい感じがするこの人物…


えっと…誰だっけ…??





あ………思い出した…。



目の前に立つ整った顔に面影がある人物…。



「亮くん??」
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