ボーダーライン
レンジが見えてくると同時に…


亮くんが向こうから歩いてきたのが見えた。



「おぉ〜、同着やな!!おチビ(笑)。」



亮くんはそー言うと私の頭の上にポンと手を乗せた。



「うっさい。」



そー言って手を軽く払いのけて視線をレンジに移すと…


(あれ??……閉まって…る?)


レンジの入り口には"close"の看板。


その下に張り紙がしてあった。



『本日は勝手ながら休ませていただきます。』
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