GIVE IN TO ME



 双子…



 予想はしていたけど、そんなに近い間柄とは思っていなかった。





「じゃあますますおかしい話じゃない。


 自分の兄弟の昔の恋人の家に、自分だけ住みつくなんて」



「…誰もここが夢羽1人の家なんて言ってないけど?」



「勘よ、カン」




 当てずっぽうで言ったのに、

 黒髪はくつくつと喉を震わせて笑う




「…面白いね、空」


「私も居候の身分だしね、退屈はさせないわよ?」




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