GIVE IN TO ME
「…何もないから。」
聞き流してればいいはずなのに、思わず口をはさんでしまった。
私まで口を押さえてしまう。
「早く来いよ。」
ダークブラウンの言葉に、金髪が私の手をひきながら、中央へと連れていく。
「先に聞くけど、お前ら…くだんねぇことはしてねぇな?」
隣にいた金髪が急に低い声を出し、座っている男たちに問う。
誰からも反応がないことを確かめると、金髪はニッと口元をあげて笑った。