委員長の恋模様





「そう言うことなら、二人で先に帰りなよ。私、寄り道して帰るからさ?」
「そうなの?じゃあ御言葉に甘えさせていただきまーすっ」
「…わりぃな、気ぃ使わせちまって」
「全然そんなことないよ?じゃあまた明日っ」

気を使ったのは本当だが、寄り道するのも嘘ではない。

「ばいばーっい」
「またな。もう迷子になるんじゃねーぞ」

「――え…?」

二人は教室を出て行った。





< 11 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop