恋スル2人 ~小野先生とアタシ・だもの!~

「それは…」

先生がそこまで言ってアタシは言葉を遮って大きな声で言う。


「それから…!
だから!
女の子たちが話してたの聞いたんです!」

言いながら涙で視界がぼやける。


「話?」


「その子たちが言ってたんです、
先生にはもっと大人で美人で優秀な…」


「チサトは僕の言うことよりも彼女たちの言うことを聞くのか?」

そういう意味じゃないけど。

< 213 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop