毒舌先輩とあたしの秘密。
よいしょ、と窓から何事もなくふっつーに入ってくる彼女。
・・・・ってちょっと待てぇぇええええええい!!!
「え、ちょ、うそおおおおお!!」
「あははっ、ホンモノです♪」
こんなあっさり登場!?まじで!?
「え、な・・・」
「お兄様から聞きました。あなたがMEGURUなんですよね」
「っ・・・」
し、白石先輩・・・。
い、妹なんだよねこの子!仕方ないよねあはは!
「お兄様の代わりに謝りに来ました。この度は私の兄が・・・」
「い、いやいやそんなかしこまらなくても!」
礼儀正しいなぁ・・・この子。
ちょっと大樹に見習わせたいよ、その礼儀正しさ。
「そのかわりっ!お兄様の秘密、教えちゃいますっ」
「え!!!」
ま、まさかの情報ゲット!?
こんなあっさりすべていっちゃうのかーーー!!?
「お兄様は・・・」
体が、固まって動けなくなってゆく。
「ええええええええええええぇぇええええ!?」
その数秒後、あたしは驚きの声をあげてしまった。