星に願いを

私もしばらくして教室に戻って外を眺めていた

すると…

「稲沢さん!はじめまして。私の名前は斉藤朱音。友達にならない」


えっ!
私に女の子の友達が…
鳴海くんのこともあって
嫌われていると思ってたのに


私は涙目になって朱音ちゃんの手を握った


「い、稲沢さん?」


「こちらこそ仲良くして!」


「本当に?よかった〜涙目になってたから、嫌なのかと思った」


「嫌なんてことは絶対にないよっ!!嫌われていると思ってたから感激しちゃって」


「そっか。私は稲沢さんのこと嫌ってないよ!!」


「ありがとう」


「そうだ!愛華って呼んでもいい?」


「いいですとも!ぜひ愛華って呼んでください」


「じゃあ愛華も私のこと朱音って呼んでね!!じゃあ、授業はじまるからまた後で」
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