青薔薇
そんなときだった。
彼に出会ったのは…。



「どうしたの?おなかすいた?
ちょっと待ってて。」


そう言って、
優しくあたしに声をかけてくれた。

そしてすぐに、温かいミルクとパンをもってきてくれた。


彼の名前は、楓<カエデ>と言って、
近くの孤児院で暮らしている男の子だった。


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