青薔薇
それからのあたしは、
たぶん、ボロボロだったと思う。

それは、誰から見てもわかるくらい…。


でも、あたしには絶望しかなかった。


自分は何?

あたしって何者?

無性に泣きたいのに、涙もでなかった。


そんなあたしに、手を差し伸べてくれたのが、今の母さんと父さん…
蒼摩の人たちだったんだ…。
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