絆の向こうで

『とぼけないでっっ！あんたが夏樹の彼氏を奪おうとするからいけないんでしょ！』

梨花は強気だった

『隆を奪う？そんなことしてない。私隆好きじゃない。』

りんちゃんは本当のことを言ってるようだった

『でも！噂で聞いたよ！』

『噂でしょ!!私は本当に奪おうとなんてしてないもん』

『じゃああんなにベタベタする必要ないじゃない!!』

梨花は文句をつけた。
『ごめんなさぃ。少しくっついてただけだと思ったけど、ベタベタに見えたのね…』

ため息をついたりんちゃんは涙目だった。

『泣いたってしょうがないじゃない』

『やってないのに…やってないのに…なんでよっなんでよっ!!!!なにもしてないの！！』