絆の向こうで
あたしは最初から
りんちゃんを信じていたわけじゃない



あたしだって超悔しかった

泣きたかった

失恋した気分だった
だって誤解がとけるまで、二週間くらい日にちがあったんだもん


もう半分あきらめたし


でも今は、誤解もとけたし、あたしは文句いわない


『夏樹…ごめんね。あたし、勘違いされるような行動してた…』

「うん。大丈夫だよ。平気平気。気にしないでいいからさっ」

『そう?私、夏樹たちのこと応援してるからね!!』


「ありがと。その言葉だけで十分うれしいから平気だよ」

『そっか…じゃあまたね』


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