拝啓、過去(あの時)の俺へ [完]
あいつからもらえなかったから…
桐原に彼氏がいたから…それは関係ないはず…
ナチュラルに。
突っかかりもなく、すんなりと。
俺の心は納得し、受け入れた。
「あいつから…もらってねぇ…」
欲しい…なんだか物足りないとか言えばくれるんじゃねーか…??
そんな、ありもしないことを考えながら自問自答を繰り返す。
「つかさ…???」
寝てんのかな…??
違う声がした気がする…
「つかさってば!!」
そう聞こえて、
すぐに引っ張られる。