拝啓、過去(あの時)の俺へ [完]
「つ、つか…」
「応援ってなんだよ。俺はそんなやつのこと知らねーし。
お前のことはお前でやればいいだろ。甘えてんじゃねー。
好きなやつができた??出来たなら俺なんかとも関わんなくていいだろ。
昔から甘えてばかりのお前だろ。
好きなやつができた。のなら、そいつに甘えろ。
応援なんかしねぇ…絶対しねー…」
俺の気持ちがばれるか…
嫌われるか…
二者択一だった。
夏姫は………泣いていた…
「つか…つかさ…ごめ…」
泣きながら…
怯えた目で俺を見るんだ…
好きなやつを傷つけて、
俺は好きなやつから逃げ出した。