拝啓、過去(あの時)の俺へ [完]





「同じ早さで進んでると思っていた。でも違ったから…心の何処かで受け入れきれなかったんだと思う。」





「そ…なんだ…。あたし…嫌われたと思って…司とは…変わらず笑っていたかったから…






「夏姫…」





悪いことをした。
それなのに、夏姫への想いが膨らむばかり。
でも、彼氏がいるこいつには
どうすることもできない。
言っても困らせるだけな想い。





「夏姫。」





「んー??」





「幸せになれよ。
嫌なことあったり、されたりしたら俺を頼れ!!永瀬ってやつより、お前のこと知ってる。お前の幼なじみだからな!!

相談くらいいつだってのってやんよ」





「つかさ…ありがと…」
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