あったかい話
足がぐらついたがなんとか耐え山田の方を恐る恐る見た。


「ば・す・け!上手いの?」「待て!これ以上しゃべるな。いーか、一言もだ。絶対に口を開くなよ」
「わかったよ!ヒロくんの頼みだから絶対守るよ(はあと)」


これはネタでもコントでも何でもありません。彼女は精一杯ぼくのお願いを聞いてくれようとしたのです。
「お前ら…お約束コントじゃねえか(やじるし下)」
「疲れた。なんでだろう…バスケする前からこの疲労感は」
田所君は苦笑いしながら2人を見ると持っていたボールをふっと放りゴールに決めた。
「はやく始めようぜ!時間なくなるよ」
田所君がボールを拾い、ヒロにパスした。ボールをキャッチしたヒロはスリーポイントよりも遠い位置からふっと放りゴールを決めた。

相変わらず空気が読めないと自分で感じたヒロは田所君に苦笑いしながらピースした。







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