悪戯心-山都side-

カラン、とドアが開く音がして、高見ちゃんの視線が逃げる様にドアに移る。


一瞬、高見ちゃんの表情が変わった。


気の強そうなスッとした眉が上がる。


緩んだ口元が何故か艶っぽく見えたのは僕の気のせいか。



とにかく、



僕もその視線を追いかけて、扉の前に立つ長身の美形君と、その後ろにさりげなく立つ美人さんを見つけた。


< 6 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop