最 恐 暴 君






…やってしまった



すでに私の頭の中は真っ白。






寄りによってなぜ股間…









もうお嫁に行けない──…














「うっ…て、てめぇ…ぶっ殺、す……」




赤メッシュ野郎はそう言って、股間を抑えながら涙目で睨んできた

















「あー…すいません。つい血が騒いじゃって」





テヘッと可愛く舌を出して謝ってみた。

















すると






「お前…」








いきなりどこからか、そんな男のどす黒い声が聞こえてきた。








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