最 恐 暴 君

それから、徹哉の誘いにすんなりとオッケーした魁は17歳という若さで県内No1暴走族の十四代目総長になったのだ。










不良共は大騒ぎ。


次に総長を狙っていた奴らも大騒ぎ。






まさか暴走族となんの縁もない魁が総長になったなんて、誰もが驚く結末だった。






徹哉が魁を十四代目総長にした理由、それは


"ありえねぇくらい強い。それとなにより…冷静な判断がとれる男"だからだと言う。




徹哉は魁を総長にしたいと決めた次の日から、魁の情報を入手しては、尾行などして"魁"という人物はどんな奴なのか探っていた。




結果、魁という人物は最も十四代目総長としてふさわしい男だと徹哉はそう推測した。