愛されたくて

やっと来た

ケンちゃんが遊びに来てくれた!


わーーい!わーーい!ケンちゃんだ!うれしいな!!

ボク、ケンちゃんに会えてうれしい!!


「プッチ、あんまりさわいじゃだめだよ?」

「さわぐなら公園に行ってからじゃなきゃ!」



ボクとケンちゃんはたくさん遊んだんだ。


わーーい!わーーい!

楽しいな!

うれしいなーー!!

ボクはまたしゃぎすぎちゃって、ケンちゃんのおひざでひと休み。


ケンちゃんはずっと、ボクのからだを優しくなでてくれてた。


おウチに帰って、ママが「おかえりなさい。」って玄関で待ってた。


(ママ!ママ!ボクね、またケンちゃんといーーーっぱい遊んだの!!)


(すっごく楽しかったんだよーー!)



ママはしっぽふるボクを、だっこして

「そう。よかったわね」


「ケンちゃん。もしよかったらお夕飯ウチで食べない?」

「おうちのひとには、電話しておくから。」


「あ・・・。はい。でも、お母さんきっとだめって言うと思う・・・。」


「だいじょうぶ!おばさんに任せなさい!」


「じゃあ、もし来れたから来たいです!」


「分かったわ。じゃあ連絡しておくからまた後でいらっしゃい。」


「はい。ありがとうございます!」


ケンちゃんは走って帰った。


「プッチ!ケンちゃんまたくるわよ。ママがんばってケンちゃんのママ説得するからね?」


(本当?!じゃあケンちゃん、また遊んでくれる?!わーーい!!)


ボクはママのうでからジャンプして、またはしゃいじゃったんだ。
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