30センチ。


「だぁぁぁああ!!
 やばいやばいー!!」


そう叫びながら、人混みを掻き分けて行く。





私の前にごっついおばさんが・・・・・!!



「(しまった!!鈴ちゃんピーンチ!!)
 ・・・って、何言ってんのー!!!」



自分のボケにツッコんだ拍子に、前のごっついおばさんにぶつかった。





「あっ・・・すみませ・・・」

「コンタクトが落ちちゃったじゃない!!」



私の言葉に重なったおばさんの言葉・・・。




「ベタだなオイィィイイ!!!」


ベタなボケに思わずツッコんでしまった・・・・。
ショック・・・・・・。


「いやいやいや!!それは一先ず、置いといて・・・。
 コンタクト落としたんですか!?」

「その言葉いうのに、何秒かかったのよ。」

「知るか。」


「そ、それよりコンタクト探してよ!」


「あー・・はいはい。」


そう言ってコンタクトを探し始める・・・わけないじゃん!


「すいません!学校遅れるんで!」

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