。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。




「どうしたの?」
「親にでもいわれたのか?」




双子はまた笑っている。




"ガラガラ"




突然扉がひらいた。
まだ休み時間は終わってない…他のクラスのやつか?




って、思ったけど違った。
扉の向こうには桐葉がいた。




「あらぁ、桐葉ちゃんじゃない」
「こんな時間から登校かよ?」
「まぁ、ね」




桐葉はそう言って教室の中にはいってきた。
また、ざわめき出す教室の中、顔につけた無数のガーゼがすごく目立つ。




「桐葉、どうしたの?」




そうきいたのは、來玲乃だった。




「久しぶりだねー!」
「そんなこと聞いてるんじゃなくて…」
「あぁ、これ? これね、ちょっと転んじゃったの」





笑顔で笑ってそう言ってるけど、それは親につけられた傷なんだろ?
友達に心配かけないための嘘なんだろ?




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