。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
急いで俺から離れる聖。
「ほ、ほらっ。大丈夫でしょ?」
桐葉は困ったような顔をしている。
「だ、大丈夫そうには…みえないけど?」
「大丈夫じゃないみたいだな」
「二人とも、なにいってるの? 僕は大丈夫だよ?」
って、言い訳してるが、嘘なのバレバレだからっ!
「無理すんな」
俺のその一声が聞いたらしい。
大人しくなって、俺の服の裾を掴んできた。
「やっぱり、大丈夫じゃなかったんじゃない!」
って、呆れたように言葉を口にしている桐葉。
まぁ、そうだよなぁ。
見え見えだったんだから、はじめっから素直にしときゃよかったのによ。