。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
【斎斗Side】




「聖? まじで、明日学校行く気になったのか?」




俺は部屋で落ち着きのない聖を見ながら聞いてみた。




「いくよ。というか、いかなきゃいけないでしょ……」
「まぁ、な」




相変わらず部屋のなかを、止まっては動きを繰り返してる聖を見てると、学校いけない気しかしてこない……←おいっ




無理すんな、とか言った方がいいのか?
でも、あんま学校休まれるのも困るし……
俺はどうしりゃいいんだ?!




「斎、心配してくれるのは嬉しいけど、そんなに考えなくていいよ」
「え、あ、あぁ」




なんだよ、お見通しってことか…?
聖の観察力を俺にも分けて欲しいよ。←確かに!




結局、落ち着かないからもう寝るからという聖を止めるわけにもいかず、俺も大人しくベットに入った。



「ねぇ、斎…?」




二段ベットの下から問いかけられる。




「斎は平気なの?」
「俺は…別に、平気だよ……」




そっか、という声がして、そのあと部屋は静かになった。




本当に、俺…平気なのかな……?





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