。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
「桐葉ちゃん……ごめんね…あと、ありがとう」
聖斗くんが笑った。
「えっと…私もごめんね。顔を叩いちゃって…」
「気にしないで、これぐらいどうってことないよ」
教室がざわめきだした。
「斎斗が、事故ったの?」
「うん」
「じゃあ、今日一緒にいってもいいか、病院」
「いいよ」
というわけで、今日は私含めて五人でお見舞いに行くことになった。
これで、とりあえず一件落着だよね……?
「ねぇねぇ、桐葉ちゃん?」
耳元で囁く聖斗くんに、小声でなに?と尋ねる。
「次の授業のあとの休み時間、話したいことがあるんだ二人で」
「え、いいけど?」
そう答えると笑顔で席に戻って行った。