。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
「…ぇ…………」
私の声はとてもちいさかった。
何で?
何で?
何で??
私は何もしてないはずだよ?
なのに、何で????
「理由は、ウザい、キモい、ぶりっ子……などなど。まぁ、好きなだけやってやると良いわ」
その合図でみんな、こちらを向いた。
みんなの目は怖かった。
ただ二人、聖斗君と、斎斗をのぞいて……。
私は一番近くにいた來玲乃に話しかけた。
「ねぇ? みんなどうしちゃったのかな? 來玲乃は私の味方だよね??」
來玲乃は何もいわない。
「ねぇ?」
「煩い、黙ってくれない? はっきり言ってね、ムカつくし、ウザいし。近寄らないでよね"ばい菌"」
「えっ…………」
「知らないの? あんたのあだ名は"ばい菌"なのよ」
何で?
どうして?
來玲乃?
どうして?
"ばい菌"?
どうして?
私が何かしたの?
毎日学校にきてただけじゃ無かったけ?
ならなんで?
どうして?
おかしくない??
私は、
みんなに騙されてたの????
わからなくなってきた。
何も考えられない。
ただ、
逃げなきゃ
それだけ思った。