。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
「俺の事…嫌いか?」
今、聖はトイレに言ってる。
「はぁ? 別に、嫌いじゃないよ?」
当たり前でしょ、そう言う桐葉に俺はついつい笑みがこぼれた。
「なに、笑ってるのよ?」
「いや、嬉しくって、つい」
「泣いるの?」
そう言われて、気づく。
あ、俺泣いてる…
なんか、すっげぇかっこ悪い気がしてならないけど、全然涙はとまんない。
「俺、まじで嬉しくって…」
「らしくないなぁ…」
呆れ顔でそう言う桐葉。
確かにその通りだと思う。
「でもさ、いいと思うよ、たまには……泣いてもさっ」
「きり、は…?」
「男子だって、泣きたい時は泣きたいよねっ」
すっごい、眩しい笑顔だった。
でも、あったかくて…
今まで以上に、桐葉が愛おしくなってしまった。