。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
そして、カバンから何かを取り出し斎斗に渡した。
「ねぇ、次は無いってちゃんと、行ったよね? それで、死ねるでしょ?」
斎斗に渡されたものが見えた。
ナイフ…?!
え、どうして……?
って、今の会話的に…自殺用…………?
「ね、覚えてるでしょ?」
「やめてよ、斎に酷いこと言わないで?」
聖斗くんが母親の告げる。
「じゃあ、変わりに死ぬ?」
そう言うと、頷いた。
いやいや、待ってダメでしょ?!
「いいよ、俺、約束だったし」
さらっと告げた斎斗の目からは涙がこぼれ落ちていた。