。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
その後も一方的に聖斗くんが斎斗に暴力をふるってる。
なのに、斎斗は止めようともせずそれを、当たり前なような顔をして受けていた。
「…どう、して……?」
私はその場にカバンを落としてしまった。
「誰?」
聖斗くんのいつもと違う怖い声がした。
何かいわなきゃっ…
でも、言葉は出てこないし、動けないし……
どんどん、私のところに誰かが近づいて来るのがわかる。
「あぁ、君かぁ」
「きりは……?」
聖斗くんの声がすぐそばで聞こえて、次に斎斗の声が弱々しく聞こえてきた。
「どうして、すぐ返事しなかったの?」
聖斗くんなのに…
なのに、何かが違うんだ……