。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
「桐葉…ダメだ……ダメなのになぁ……」
そう言って、斎斗がきつく抱きしめ返してきた。
「もう、いいよ…どうせ、僕はこんな奴なんだから」
そう言って聖斗くんが病室から離れていく音がする。
「せいとくん…?」
「行かないで…くれ……」
「さいと?」
斎斗の顔が罪悪感につつまれる。
「ごめん…」
そう言って、私を抱きしめている手の力をゆるめようとした。
「このままでいいから…目を、閉じて……」
私の言葉を疑問を抱きながらも、言うとおりにしてくれた。
ごめんね、聖斗くん……