。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
桐葉と二人きりになってしまった。
やっべ…なにはなせばいいのか、まったくわかんね。←頑張れ
なんか、桐葉さんくらい顔して俯いてるし…
こういう時、なんて声かけりゃいいんだ?←恋愛経験無しの男子
大丈夫? とかか?
それとも、何かあったか? か?
俺はここにいるぜ? とか…?
俺の頭は軽く混乱状態に陥っていた。←おちつこうよっ
「き、きりは…?」
やっと出たのはかたことのそんな言葉。
「あ、あ、あの…大丈夫だから。俺も、たぶん、聖も……だからよ、そ、そんなに、へぉ、むなよ?」
結局最後までぐっだぐだな言葉しか出てこなかったけど、われながらいい言葉を並べたと思う。
俺は桐葉の方へ向かって歩いた。
そんなに遠くないのに、病み上がりの俺にとってはちょっと遠かった。