。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。




「どうしたの、桐葉?」
「あ、あのね……」




そこまで言いかけて、桐葉は言葉が出なくなった。

さらに、泣き出してしまった。




「え、どうしたの?!」





來玲乃が慌てている。




そうだよな…
突然、友達が泣き始めたらそうなるよな。




「私、何かいけないこと…したかな?」
「…ち、ちがうっ! 來玲乃は、悪くない!」
「桐葉、ちょっと落ち着けっ」
「そうだよ、桐葉ちゃん」




椅子に座ってくつろいでいた、聖がやってきた。




「桐葉ちゃん、無理に自分で言わなくてもいいんだよ?」
「俺さっき、聞いたから俺の口から伝えることだって、できるんだからな」
「でも…やっぱり、自分から言わなきゃ…ダメかなぁって、思うんだ」




來玲乃のが俺たち3人の様子をじっと見つめている。




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