。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
「あの、桐葉ちゃんは……?」
聖が出て来たナースに聞いていた。
「大丈夫よ。貴方達が早く救急車を呼んでくれたおかげで、助かったわ。もう少し遅かったら、大変な事になっていたかもしれないわ」
「そうですか」
俺はフーっと息を吐く。
よかった。
生きてた……
死んでたら、マジどうしようかと思った……。
「斎、病室行こ」
「そうだな」
俺等はさっきのナースに教えてもらった病室に向かう。
「無事で、よかったよね」
「だな~」
その後は無言だった。
たぶん同じ事を考えてるんだろうな…………。
病室についた。
中にはいると、桐葉がベットで眠っていた。
「一人部屋、か……」
「かわいそう、だね……」
何故か、俺等はそんな言葉を発していた。
一人が辛い事は良くわかるからな…………。
まあ、俺等の場合はほとんどの間、二人だったけどな。
ベットの横に椅子をおいて座った。
「すぐ、起きるといいね」
「あぁ」
「さっきから、元気ないね?」
「そうか?」
聖は心配そうに俺の顔を見ていた。