。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
「私、來玲乃みたいな家の子になるのが夢だったんだ…」
私はポツリとつぶやいた。
「だからね、來玲乃のことがすっごくうらやましくなっちゃって…そしたら、今度はちょっと憎くなって…私、最悪だなぁって」
「そんなことねぇよ」
私のことをギュッと抱きしめてそう言った。
「俺だって思ったし…それに、きっと來玲乃だって分かってると思う。だから、最悪とか言うなっ」
「…ごめんね」
そう言って、私は斎にキスをした。
斎はすごく驚いてるみたいだった。
「桐葉?」
「大好きだよ、斎!」
斎はすごく、嬉しそうだった。
だから、私もすごく嬉しかった。
來玲乃に言われたんだ…