。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。


「まぁ…いっか。わかったよ、もう少しだけだからんな」
「ありがとう」


笑顔で、桐葉がそう言った。


俺…どうすればいいんだ?
こんな時に、冗談でも変なこととか言えないし…
空気重くなるだけじゃね……


「私ね…強くなりたいんだ……」


突然桐葉が口を開いた。


「でも…なかなか、難しいね」
「桐葉ちゃん、昔…何かあった?」
「聖!! 何、聞いてんだよ?!」
「ごめん…でも、斎だって気になってるんでしょ?」


そりゃあ、気になるけど…
今聞かなくても、言う気がする…
不安定な時に聞いたって、傷が深まるだけじゃね…?


「二人とも、喧嘩しないで!!」
「悪りぃ、つい…」
「ごめんね、桐葉ちゃん」


そうだ、病人の前で喧嘩してどうすんだよ、俺?!
ちょっと、冷静になんないとな……


「過去の事なんて、聞きたいならいくらでも話すよ?」


桐葉が笑ってそう言う。


「無理、すんなよ? 辛いなら、辛いっていえばいいし、話したくないなら、話したくないっていえばいいんd「どうしたの? 斎斗らしくないいいと言って!」


俺、本気で言ってんですけど……


「私は平気だよ♪」

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