。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
「もう、いいでしょ! ざっくりだけど、話したんだからぁ!」
決して話したくなかったわけじゃないけど…弱い自分を見せたくなかった。
「まぁ、無理して聞いてもだめだしね」
「今日のところはもういっか…」
二人もなっとくしてくれたご様子!
よかった!!
でも、二人は突然なんで過去の事なんて聞いてきたんだろ?
それに…もう夜遅いのになんでここにいるんだろ……?
冷静な判断ができてくると、いろいろ疑問なことが出てくる。
「二人とも、こんな夜遅いのに家に帰らなくて、お母さん達におこられたりしないの?」
普通の家だと、怒られちゃおうんだよね?
「それは…………」
「…………」
二人からは無言しかかえってこない。
えっ? なに?
ダメなのと聞いちゃったかな??
「ごめんなさい、私変な事聞いちゃったかな?」
「あ、いや、そうじゃないよ」
「そ、そう…だ、大丈夫だ!!」
二人ともぎこちない言葉でそう言った。
あ…あの……
それ、ぜんぜん信じられないんですけど……!!
「何なの? 二人ともらしくないよ!!」
「あはは、そうかも」
「聖、笑方がぎこちないって」
斎が突っ込んだ通り笑方はぎこちなく、普段の聖斗君の面影はどこにもなかった。