。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。




「聖斗くん? 君の大切なお兄さんが痛がっているよ?」
「先生、こないでっ! 斎も酷い事言うから嫌いっ」




その時、斎斗が思い切り聖斗くんのことを無理やり引き剥がした。




「好い加減にしろよっ! 聖のことなんて、もう大嫌いだっ!」
「斎の馬鹿っ! もう、知らない! 勝手にすればいいよっ!!」




あ…あの、お二人さん?
なんか、もう喧嘩になってますよ…?
というか、先生なんとかしてあげてよ……
って、あれ……?




悪いのは、私…………?




だって、私が、あんな…お母さんと喧嘩したから……
だから、だよね?




「はは…そっか、私……」
「桐葉ちゃん、大丈夫?」




看護婦さんが私に触れる。




「ねぇ、どう思いますか…私がいけなかったんですよね?」
「どうしたの、なにか、あったの?」
「ねぇ、そうだよね? 私、また、迷惑かけて……」




泣きそう……




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