。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
そんなことを思っている間にも、試合は進められていた。
なんか、3学年ごちゃ混ぜにしてグループをつくってやってるみたい!
聖斗くんと斎斗は別々のグループみたいで、今まさに戦っていた。
「斎斗くんと聖斗くん、どっちが勝つんだろー?」
「あんたは、どっち派なのよぉ」
「えー? 今、どっち派とか関係なくない? でも、どっちといわれれば聖斗くんかなー♪」
「えぇ? 斎斗くんに決まってんじゃん!」
近くでみていた女子が友達とそんなことをはなしいている。
というか、どっちが勝つのか話してたんじゃないの?!
でも…二人ともやっぱり人気あるんだなぁ。
まぁ、私は絶対聖斗くん派だな♪
「きゃー! 斎斗くぅんっ!」
またも、女子の甲高い声。
どうやら、斎斗が聖斗くんを抜いたらしい…。
聖斗くんに負けられちゃ困るっ!!
「聖斗くーん! 頑張ってっ!!」
私もついつい声を張り上げ応援していた。
まぁ、きっと聞こえてないだろうし♪